結局、開講しない事になって未払い

私が結婚して直ぐに、昔からの知人からの依頼で、ある都市の駅前にある大きなビルの一室で、中学受験をする小学生を対象とした塾を開講したいと思っている知人がいるので、講師のアルバイトをしてもらいたいという事でしたが、その私の知人は、私が面接に行った翌日に持病が悪化して入院され、仕方がないので、私は、一人で見ず知らずの、知人の知人である人のお手伝いのアルバイトを開始したのです。

その際に、バイト料は通勤費往復、講師料は一時間、1800円からのスタートで、週4日程度との事でした。しかしながら、まだオープンどころか、私の仕事といえば、塾の開講に向けての宣伝広告案の作成であったり、私の子供の出身校や、私の居住地の学校への営業等が主体という段階で、なかなかオープンまでには、時間が要するありさまでした。

当初の条件では、オープンも間近で、オープン後の講師のバイトのはずなのに・・・という思いが日に日に強くなっていったものの、私に依頼してきた知人にも相談できず、暫くは、仕方無く、オーナーの言うがままに、出勤し、ビラ配りのバイトもこなし、勿論、私が自宅で、近所の子供を教えている経験上、入試問題の一年間の学習スケジュールも作ったのです。

その内に、いつも、感じるようになってきた事は、結局、塾を作るという事事態が、私以外の人は初体験で、私がいなければ、塾の開講に間に合わないのではないか・・・とか、本当に、この調子で塾の開講は可能なのかといった不信感でした。それでも、私の知人の入院先に顔を出したところで、知人曰く、信用の出来る人であるから、大変だと思うが、助けてあげて欲しいとの言葉で、開講までこぎつけようと、私なりに頑張ったのでした。

それから数日経って、オーナーから、突然、ここの場所では、小学生の入試塾は、流行りそうになく、子供の人数も集まらないように思うので、急きょ、他の事業をするというお話がありました。驚きながらも、いままでの流れをみてきた私は、少し、ホットした気分もあって、即座にバイトの契約を打ち切り、今迄の交通費と時間給の振り込みをお願いした所、私とのアルバイト契約は、講師である以上、これまでの広告作成等の時間給は単に、慣れ期間という事で、バイト料は支払ってくれないというのです。 それはおかしいと思い、一か月後でも良いので、私の講座に入金をお願いしたのですが、結局、未払いでした。

その後、私の知人の退院を待って、知人に相談と抗議をしたのですが、そのオーナーは、塾開講予定で、借金する銀行から、予定額が借りる事が出来なくなって、ビルの一室も出て行く事になり、塾も、他の職種もオープン不可能になったので、我々に支払うバイト料もないという事でした。

そのような人を紹介したから責任があると、知人が、多少のバイト料を渡しては下さいましたが、それ以来、バイト一つでも、気軽にOKして、後で、金銭トラブルが起きる事も珍しい事ではないという事もしりましたが、今迄、学生時代から色々なバイトを経験してきて、初めて、バイト料金も踏み倒され、一日中、あちこちと指示されるがままに動いた交通費すら貰えずに終わったバイトは初めてで、今も、悔しい思いが残っています。

そのオーナーは、現在、御自分で小さな塾を開講されていて、数人の学生の講師のバイトを雇っているように、風の便りでお聞きしているのですが、この少子化の日本において、塾経営も大変な塾も多数あるようですから、その方の所でバイトしている学生達のバイト料が正規に出ているのだろうか、以前の私同様に、講師以外の仕事をさせられても、バイト料として扱ってもらえないのではないだろうかと気になっています。

近年、ブラック企業ならぬ、ブラックバイトも横行しているように思いますが、どんな職種であれ、雇う側と、雇われる側の信頼関係のある事が必要不可欠で、バイトとはいえ、その信頼が、良い仕事をしてくれる源になる事を、雇う側は、再度、認識して欲しいと思います。